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オイコクレジット・ジャパン~出資でできる国際協力

私たちは、オランダに本部を置く<開発協力のための協同組合>オイコクレジットの、日本で唯一の支援組織(SA)です。

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オイコクレジット・ジャパン総会報告1部 

日時:2014年7月27日(日)13:30~16:45
場所:会場:晴海区民館1号室 
出席:本人出席11名、委任出席44名
 合計55名(組合員総数91で総会成立)
他にオブザーバー4名

第1部:マイクロファイナンス投資ファンドの課題
ー オイコクレジット比較研究 ー(粟野晴子)

(1)MFの成長と資金調
①MFの貧困削減効果への期待もあり、その顧客数は2010年には2000年の9.4倍に、貸付残高は42倍に達している。しかし、金融機関の口座を持つ成人割合は、途上国では約4割で男女差も大きく、 金融機関より融資を受ける成人は9%に過ぎない。

②しかし、MF機関が広く預金を集めて資金調達できる組織になるにはある程度の規模が必要で、中小規模の機関は、初期は贈与、成長期には外部借入に頼らざるを得ない。

(2)MF投資機関の貢献
上位5のMF投資ビークル(ファンド・組合)
(2012年)



MFへの注目度の高まり、比較的に高い利回りと安定性が、多くの投資資金をMIVに呼び込み、結果MFへの投融資が急激に増大MF機関の貸付の拡大や、金融機関や銀行への成長に貢献した。

(3)MF投資の負の影響
MIVの資金が一部の地域・国・機関に集中する問題があった。(例:2010年は海外融資の52%が25のMF機関に投入)これが、一部地域でのMF機関の過剰な貸付や無理な返済回収、そしてMF顧客の多重債務に繋がった。MF機関の延滞債権・不良債権も増加した。

(4)MF機関に求められるもの
①収益だけでなく顧客を保護し重視する姿勢
②貸付金利の透明化
③返済回収での倫理の確立
④過重債務を避けた上で持続的成長を確保

(5)MF投資家に求められるもの
①MF機関に急成長と高収益を求める追求することによる負の影響を考慮すべき。
②MF機関が顧客を保護し重視することがMF機関の持続的な成長に繋がることを理解すること。
③過重債務に繋がる飽和市場への投資を避ける。
④金融が遅れている地域への投資。

(6)Oikocreditの特徴

①資産1千万ドル未満の小規模MFIへの投融資が多い。さらに最終顧客の貧困度が高い国のMFIへの投融資が多い。すなわち、よりリスクが高いMFIへの関わりが強いということで、他のMFI投資機関と比べて、経済的リターンより、社会的リターンを重視していると言える。
②対象MFIの顧客は、女性・農村居住者が多く、職業としては農業、自営業が多い。
③対象MFIに、ジェンダー政策や環境政策、顧客保護の原則、顧客満足度調査の実施などを求めている。
④MFIの顧客の生活環境の変化を測るために,PPI(貧困測定ツール)の導入を促進。貧困削減に向け、MF機関に能力強化支援や社会業績管理(SPI)指導を行っている。
⑤上記の取り組みが評価され、社会的側面を重視するMIVを表彰するCGAPESG賞を受賞した。
⑥オイコクレジットは、他の投資機関と比較して多い、37の地域事務所と250名の職員を活用して、上記のきめ細かい対応が可能になっている。設立時からの社会的なミッションの強さ、協同組合で出資者が高い収益性を求めないことも、社会的志向の強さに繋がっている。

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( 2014/09/22 18:05 ) Category 年次総会報告 | TB(0) | CM(0)
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プロフィール

オイコクレジット・ジャパン

Author:オイコクレジット・ジャパン
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世界には、勤勉に働きながら、なんとか生計を維持することしかできず、貧困から脱却できない人々がいます。また、地域の人々が必要とする有益なサービスを提供しながら、それを拡大できない事業があります。

他方で、余剰資金を有意義な活動に活かしたいと考えている市民、一般の金融機関を通すと、地球や地域社会に有害な私達が望まない活動に流用されるかもしれないことを不愉快に感じている地球市民も数多くいます。

Oikocreditは、この両者をつなぐ「社会的責任投資」のための国際組織です。心ある人々から出資を募り、貧困からの脱出に日々努力している人々や、地域社会の発展に有益な事業にとりくむ人々に、地域社会への恩恵の還元や女性の社会的地位の向上といった独自の基準を適用して投資をおこなっています。

皆さんも、この「Investment in People(支援する価値のある人々への投資)」に参加し、お金の流れをかえて行きませんか?

オイコクレジット・ジャパンは、Oikocreditの日本における支援組織(サポート・アソシエーション)です。

代表 岡本眞理子
(日本福祉大学国際福祉開発学部教授)

連絡先
<事務局>
〒564-0051
大阪府吹田市豊津町43-27
小吹岳志気付

Tel/Fax:06-6339-3983
E-mail: japan@oikocredit.org



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