オイコクレジット・ジャパン~出資でできる国際協力

私たちは、オランダに本部を置く<開発協力のための協同組合>オイコクレジットの、日本で唯一の支援組織(SA)です。

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少しずつ浸透する意識―ボリビアの環境保護教育 

ボリビアのマイクロファイナンス機関(MFI)とオイコクレジットが協同開発したプログラムにより、10万人以上のボリビアの女性たちが健康や環境問題について研修を受けることができました。

ごみ処理や土地、水、電気の管理についての基本的な知識の向上を目指してオイコクレジットのパートナーであるCRECER(Credito con Education Rural)は、「For a Better Life」プログラムの一環として28,000回以上にもおよぶ研修会を企画開催し、幅広い意識改革キャンペーンを行ないました。

CRECERはアメリカの団体Freedom from Hungerにより1999年に設立され、融資、保険、財務管理についての研修を開催してきました。受講者は「村の銀行」グループに属する女性たちで、そこでは個人がグループとして融資を受けることができます。CRECERの顧客12万人は国内219地域に及んでいます。そのうちの半数以上の地域が農村地帯で、農業と環境保全が生活の質を改善する上でとりわけ重要な意味を持つ地域です。

Bolivia2012#2
写真:「For a Better Life」研修で樹木の植え付けをするSegunda Floresさん

「現在ボリビアは深刻な環境問題をいくつか抱えており、多くの人びとが農業に依存しているため、環境についての意識を高める運動を推進し支援していく私たちの役割が重要になっています」、とオイコクレジットのボリビア担当責任者Marisol Fernandezさんは語っています。「未来の環境のために必要なだけでなく、低所得地域の人びとの今後の健康や生活設計のためにも不可欠なことなのです」

ボリビアの環境にとってもっとも深刻な脅威は森林破壊です。それは、生物の種の多様性を失わせ、温室効果ガスの増加、土地の侵食、湖や池の堆積作用を促進する結果となっています。また水質も人間の活動によって汚染されています。例えば安易なごみ処理による汚水が川に流され、その川の水は下流で営まれている農業の水源となっています。

For a Better Lifeプログラムは3年前に始まり、女性たちがよりいっそう環境に対して高い意識を持って行動するよう奨励しています。女性たちを「変革の担い手」として雇用し、彼女たちの知識が周囲の仲間や家族に伝わることを目指しています。プログラムは、経済活動、教育、健康、栄養、住宅、社会保障の6つのテーマに分かれています。

プログラムは、オイコクレジットからの助成金35,000米ドルとCRECERからの19,000米ドルを基に、健康と環境問題の専門家を採用して開始しました。コンサルタントは、CRECERの顧客たちが環境問題についてどの程度知識を持っているか、また環境美化へ取り組む姿勢や実践について査定すべく調査を行ないました。

「コンサルタントは、都市部から240人、農村部から160人、合計400人の顧客を対象に面接を行ないました。質問は、ごみの処理、電気、水、土地の管理などについてでした」とFernandezさんは語りました。「調査で具体的な問題点がいくつか明らかになりました。例えば、農村部の女性の大半が環境を損なうということを知りながら、家庭から出るごみを燃やしていました」

さらなる普及を目ざして教育ビデオを製作し、またテント、Tシャツ、エプロン、ゴミ箱など環境保護を呼びかけるアイテムを用意してイベントや市場で他のコミュニティの人びとに働きかけました。研修は 「村の銀行」グループのリーダーたちに直接行なわれました。さらに「Cascade Training System(波状的研修システム)」を採用して、コースを修了した人たちから他の会員たちにその研修内容が伝わるようにしました。またCRECERの顧客たちやその家族による植林、清掃、森林再生などの活動もありました。

このプログラムによりCRECERは、ごみ処理やエネルギー、水などの管理における顧客の意識と実践に関してより明確に把握できるようになりました。その結果CRECERは、環境への配慮を不可欠とする環境方針を明文化し、それを履行すべく活動しています。

「CRECERは、このような社会活動に特化して資金提供を行う数少ないボリビアのマイクロファイナンス機関のひとつです。ですから私たちもそういう活動を支援でき大変嬉しく思いました」とFernandezさんは語っています。

(OikoInfo2012#2)
翻訳協力:東京YWCAボランティアグループILV)
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プロフィール

オイコクレジット・ジャパン

Author:オイコクレジット・ジャパン
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世界には、勤勉に働きながら、なんとか生計を維持することしかできず、貧困から脱却できない人々がいます。また、地域の人々が必要とする有益なサービスを提供しながら、それを拡大できない事業があります。

他方で、余剰資金を有意義な活動に活かしたいと考えている市民、一般の金融機関を通すと、地球や地域社会に有害な私達が望まない活動に流用されるかもしれないことを不愉快に感じている地球市民も数多くいます。

Oikocreditは、この両者をつなぐ「社会的責任投資」のための国際組織です。心ある人々から出資を募り、貧困からの脱出に日々努力している人々や、地域社会の発展に有益な事業にとりくむ人々に、地域社会への恩恵の還元や女性の社会的地位の向上といった独自の基準を適用して投資をおこなっています。

皆さんも、この「Investment in People(支援する価値のある人々への投資)」に参加し、お金の流れをかえて行きませんか?

オイコクレジット・ジャパンは、Oikocreditの日本における支援組織(サポート・アソシエーション)です。

代表 岡本眞理子
(日本福祉大学国際福祉開発学部教授)

連絡先
<事務局>
〒564-0051
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小吹岳志気付

Tel/Fax:06-6339-3983
E-mail: japan@oikocredit.org



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